【鳥飼い日誌】令和2年 #7『鈴入りボールの鈴で爪を挟む』

それは先日の朝のこと...。

隊員たちのケージを掃除し、あとはトレーの敷き紙を交換するだけ...というところで水無月隊員に近づいたとき、彼は今きれいにしたばかりのフン切り網の上で鈴入りボールと戯れていた。

まぁ、フンはきれいサッパリと取り除いてあるのでいくら転がろうと問題は無い。


水無月隊員は、ここのところ数日ほど前から鈴入りボールの中にある金属製の小さな鈴を出したくて出したくて...それはもうまるで何かに取りつかれたかのように、取り出し作業に没頭していた。

そしてこのときも、彼はただボールを転がして遊んでいたのではなく、それをガッシリと掴み、チリチリと賑やかな音を出しつつ頑張っていたのだが、突然バタバタとパニックを起こしたように暴れ始めたのである。

初めは何かに驚いたのかと思ったが、テレビをつけていたわけでもないし、部屋の中で何か物が落ちたり倒れたりしたわけでもない。

窓の外を何か大きな鳥が通過した...というのであれば、他の隊員たちも騒ぐはずだ。

...どうも様子が違う...と、そのときふと思った...

暴れているのに、なぜボールを離さない.?

その答えはそれからすぐにわかることとなる...。


中にある金属製の小さな鈴の割れ目に、水無月の左足爪が1本、ガッチリと挟まってしまっていたのだ。

小さな鈴に爪が挟まっただけであれば、そっと水無月を確保して外してあげればよいのだが、その鈴は直径3cmほどのボールの中にあるわけで、それはつまり、バタバタと暴れるたび1本の指に大きな負担がかかってしまうことになる...。

ここは自分までパニックを起こしてしまったら水無月をさらにおかしくさせてしまうおそれがあったので、落ち着いてなだめすかしながらそっと...とは結局行かなかったけれど、どうにか彼を確保することができた。

とにかく早急に挟まった水無月の爪を鈴から外さないと...。

しかし、まずは鈴をボールの中から出さなければ何もできないので、ニッパーを使用して外側プラスチックを1本切断。鈴を外へ出したのち、何とか挟まった爪を外すことに成功した。


驚いたことに、その鈴は原型を留めておらず、どうしたらこんなに変形させられるのだろうかというくらいの状態であった。


インコの噛む力とは、何とすごいのだろう...。

今後、ちょっとしばらくは、この鈴入りボールをケージの中へ入れておくのはやめることにして、もちろん他の隊員のボールも撤去した。


まぁ、おそらくは、中にある金属製の鈴が変形したことにより、広がった隙間に爪がサクっと刺さったのだろう。

なので、かなり痛めつけられた鈴入りボールでない限り...もしくは、中の鈴が大きく変形していない限り、遊ばせても大きな危険はないのではないかと思うが、こんなこともあるかもしれないのだと、よくよく覚えておいてほしい。

ほんじゃ、またなー!! (=゚ω゚)ノ


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